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【新機能:トレンドキャプチャーリリース秘話】お客様の“声”から生まれたプロジェクト。大きな期待と不安を乗り越え高評価をいただくサービスへ

2024年1月、転職サービス「doda」に蓄積されたデータ約200万件の情報を元にした、「“過去から現在まで”の採用市場の“マクロな傾向”を簡単に可視化」できる「トレンドキャプチャー」がリリースされました。

並行して行う業務が数多くある採用担当者様にとって、「採用市場の調査」や「現場への情報収集」を日々、十分に行うことが非常に難しい現状の中、「トレンドキャプチャー」を利用すれば入力項目“3つ”だけでスピーディ―に必要情報を検索でき、採用市場の傾向を簡単に掴むことが可能となります。


▼トレンドキャプチャーの詳細についてはこちら⇩


そんな「トレンドキャプチャー」はどのように生まれたのでしょうか。
企画・設計・開発を担当されたメンバーにお話を伺いました。



メンバーの紹介


名前:斎
2018年より、パーソルキャリア株式会社に新卒で入社。
dodaエージェントサービスの法人営業として、IT・コンサル領域を中心に業界の中小~大手企業の採用支援に従事する。
大手 企業を専門に担当する新設の営業部に異動後、各種 社内表彰を受賞。
現在はサービス企画担当として、HR forecasterなど、複数の 新規サービス開発を務める。


名前:小川泰明
大学ではマーケティングを専攻。総合印刷会社、通信事業会社を経て2023年にパーソルキャリアに入社。現在はサービスデザイナーとして、プロダクトの体験設計や機能開発などに携わる。


名前:イケウチ
大学では経営学を専攻。スタートアップ、フリーランスを経て2022年にパーソルキャリアに入社。
UXUIデザイナー兼リサーチャーとして、HR forecasterの開発に携わる。

名前:Sanuki Minami
文系学部出身で、在学中に長期インターンシップや個人事業を経験した後、エンジニアとして2023年にパーソルキャリアに新卒入社。
現在はHR forecasterのフロントエンドを担当している。



お客様の日々の採用活動を少しでもラクに


ー機能が開発されるきっかけはなんだったのでしょうか。

斎:「HR forecaster」に関する製品の使用感などを採用担当者様に定期的に伺っているんですが、その中で現場に市場の変化を理解してもらえない、採用難易度が伝えるのが難しいという声をよくいただきました。
現場様と一体になって採用を行うという企業様も多い中で、やはり認識合わせるのが大変だというのを日々聞いていたんです。
採用担当者様は、認識を合わせるためにいろいろ集めるものの、欲しい粒度の情報に出会えない、そもそも調べたり市場の変化捉え続けたりするのが非常に時間がかかるし大変だという現状がありました。

過去にわたし自身がリクルーティングアドバイザーを務めていたこともあり、そういった採用担当者様の声に非常に納得感があったというのもあります。
一方で、「HR forecaster」を、今よりもっといろいろな利用シーンで使ってほしいという考えもあり企画を起案しました。


「これはお客様のためになる」ワクワク感で開発がスタート


ー実際、開発をすることが決まった際は、どういった気持ちで進められましたか。また、一緒にサービスを作っていくデザイナーやエンジニアには、どのように企画の思いを伝えたのでしょうか。

斎:この規模の機能を一から企画するのは初めてだったので、不安ももちろんありましたが、どんなものを作ろうかなというワクワク感が同時にありました。
自分が作った企画には一定の自信は持っていたものの、採用担当者様に届けるためにどういうものが適切なのかというのを、一から協力を仰ぐというスタンスで思いを伝えました。
つまり、こういったものを作りたいからこれ作って、というトップダウンではなくて、できるだけフラットな目線の状態で議論や開発デザイン制作の話を進められるようには意識しました。

ーデザイナーとして新規機能を制作するということでアサインされ、どんなモチベーションで望まれ、作業を進めていかれたのでしょうか。

イケウチ:もともとスタートアップ出身なので、なにか新しく作ることにはすごい興味があり、楽しみという気持ちが大きかったです。
自分が持っている情報量は齋さんより低いと思っているものの、斎さんの「これはお客様のためになる」という確度は高いと感じているし、実際、齋さん自身からも感じられたので、安心してやっていけそうだなと思いました。

最初はどのようなサービスをイメージしているのか?という点をすり合わせつつ、実際にお客様はどういう時にどのように使うのかという情報を同時に得ていきました。このような時はこう使うから、こういった機能の方がいいのではないか?こういったレイアウトの方がいいのではないか?というような質問をして、企画の考え方を取り入れたり、以前にもらっていた資料を見返したり人事の方に実際に話を聞いたりしていきました。

どういうシーンで、どういうことをゴールとしてこのサービスを使うのかというのを個人として明らかにしながら作業を詰めていった感じです。

―利用文脈やお客様のゴールをどこに置くのかというのを詰めていかれたんですね。


イケウチ:
そうですね。お客様の視点、ビジネス、企画者である齋さんのやりたいことの3つをどうつなげるかというのは意識しました。


ーサービスの内容がある程度固まってからエンジニアとして讃岐さんは入られたわけですが、初めてこの機能について聞いたとき、讃岐さんは第一印象としてどのようなことを思われたのでしょうか。

sanuki :新卒で任された最初の仕事だったので、まずはエンジニアの先輩社員と2人でゼロから作ってみてと頼まれたときに、最初からこんな仕事ができるんだという点でワクワクしました。一方で担当が2人ということで、求められる業務の幅が広いという点については不安を感じました。
実際、初めて開発するにあたってすべてがわからない状態で、1つが終わったらまた次わからないという連続だったので、とにかく質問攻めでした。

小川:実際プロジェクトのメンバーの一員としてsanukiさんをずっと見ていて、sanukiさんはフィットするのがとても早いなと感じました。質問も開発のメンバーだけではなく、デザイナーのイケウチさんや斎さんにも積極的に質問をしていて、とてもいいなと思っていました。

サービスのクオリティをあげるための作業に、時間は気にならなかった

ーチームの中で目線合わせに苦労されたことはありますか。


イケウチ:
きちんと自分の中で落とし込んでないと良いものが作れないと思っていたので、そういう意味では、結構、齋さんとバチバチにやったなという気はしています。
すごい時間をかけて話し合ったものの、今日もなにも決まらなかった、2時間ぐらいしゃべり続けているみたいなことがたくさんありました。でも良いもの作っていく上で大事だと思っていました。齋さんとしては、とにかく早く作ってほしいと思っているのかもしれない、という心配はありましたね。

斎:僕自身、デザインのゴールを綺麗においてサービスの拡張フェイズをすべて明確に作りきれていたわけではなかったので、「とにかく早く」という感覚はありませんでした。意見をいただきながら考えきれていない点を軌道修正でき、結果、それ自体がサービスのクオリティにもつながるので楽しかったですね。
一方で、スケジュールという点では、少し無理を強いてしまったりしたのかなとは感じています。

イケウチ:そんななかで小川さんが入ってくれて、客観的な視点で綺麗にまとめてくれたように思います。

小川:僕が入ったときに意識したことは、お二人が決めないといけないところはなにか?各職能において大切にしていることはなにか?を表層に出して話し合いを進めよう、という気持ちで入っていきました。
実際、ユーザーの体験としてどこをゴールにおくかについてはユースケースを考えながら設定し、そこに対してメンバーとの目線が合致した瞬間があったなと感じています。

ー「トレンドキャプチャー」のキーとなるグラフやビジュアライズで試行錯誤された点はどういった点でしょうか。

イケウチ:僕は色ですね。いろいろな本を買って読んでたりして、アクセシビリティについては気をつかいました。色盲の方でも見られるようにと考え、プラグインを利用してさまざまなブラウザではどのように見えるのかなどを確認しながら色を選定しました。

斎:
トレンドキャプチャーでは、スピーディーにパッと見で情報を理解できることが重要なので、できるだけシンプルかつ必要情報がすぐに理解できるという点を重視しました。それが成り立つグラフの形式は?色は?照合できるまでのスピードは?という点を意識しました。

実際の画面

小川:トレンドキャプチャーの価値のひとつとして、トレンド市場をいかにビジュアライズしてわかりやすく伝えるのか、という点はかなり大きいなと感じています。グラフやビジュアライズについては職能を超えてものすごい議論しましたね。各職能ごとにみんな想いをもって取り組んでいました。

―現時点で、トレンドキャプチャーの効果やお客様の利用のされ方はどのように評価していますか。

斎:定量的にも良い効果が見えていますし、お客様からもありがたいお言葉をいただいています。お客様が求めていたものは叶えられたとは感じてているものの、痒いところに全部手が届いているのだろうか?など、これからもっとやらなきゃなとはいうふうに思っている状態です。

採用トレンドもグラフでわかる!


―今後、計画されていることがあれば教えてください。

斎:直近でいえば、求職者様の定性情報が見られるようなページを追加する予定です。今のバージョンは定量的なものがマクロで見られるという製品になっていますが、今後は定性的なものも見られるように準備を進めています。日常的にスピーディーに人事様に情報を見てもらうために、データの種類、角度、粒度を今後拡充したいです。また少し先にはなりますが、さらなる機能も実装したいなと企画準備を進めているので、どんどん形は変わりつつお客様に価値が届けられればなと思っています。

sanuki :
開発としても、もうちょっとここを直したいというようなところがあるのでどんどん改善していきたいと思っています。

池内:もっと使ってもらえるようにしたいですね。細かいところも含めてまだまだだなと思っています!

▼HR forecatserのトレンドキャプチャーの詳細はこちら▼


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