ノベルティグッズつくったらチームが一体化した話
こんにちは。はじめまして。UIUXデザイナーのたむらです。
アイスコーヒーが美味しい季節になりましたね。
中途採用支援サービス「HR forecaster(エイチアールフォーキャスター)」ではこれまで 2022年、2023年、2024年に3つのノベルティグッズを制作しました。
制作されたグッズは開発に携わるプロジェクトメンバー全員に配られ、リモートワークでもチームを感じられるアイテムとして愛されています。
今回は制作の裏側と、グッズを受け取ったメンバーからの反応をご紹介します。
制作の裏側
第1弾:Tシャツ - おそろいのアイテムができた!
HR forecasterは2021年に正式リリースを迎え、2022年に登録社数1,000社を突破しました。
以前よりデザイナー発信で「1,000社突破したらオリジナルTシャツを作りたい!」と話していたことや社内外のイベントに積極的に参加していたこともあり、サービスの認知向上を目的に制作することになりました。
(デザイナーの「作りたい」に応えてくれるサービスオーナーの石川さんには感謝です!)
Tシャツのデザイン案はデザイナーが提案したものから、プロジェクトメンバーで投票して決まりました。
決まったのはロゴのシンボルになっている9色のオブジェクトが前面に大きく乗っている案です。
このシンボルは青から明るい緑への移り変わりが、顧客の悩み(=抽象)を解決していく(=具体に変えていく)様子がコンセプトになっています。
以前からこのシンボルは私たちにとってHR forecasterを象徴するものではありましたが、Tシャツというグッズとなって、メンバーでおそろいで着れるようになって、さらに愛着を感じました! 私を含め、平日によく着ているメンバーもいます。なんだか集中力アップしてる気がしたり。着回しにもう1枚欲しいです。笑
第2弾:パーカー - メンバーも参加型のお祭りに
Tシャツを制作した翌年。HR forecasterは登録社数2,000社を突破し、サービスオーナーから「2023年度の販促グッズを作ります!」と発表がありました。
この頃サービスオーナーは「キャップとか作りたいね〜」とよく話していたのもあり、第2弾は「①パーカー、②マフラータオル、③キャップ」の3つの中からプロジェクトメンバーで投票することに。
票を獲得したのは「③パーカー」で、デザインにあたっては3人のデザイナーが挙手をしました。
デザインの要件は第1弾に引き続き、「1.サービス認知」「2.サービスへの愛着につながる」に加えて「Tシャツとセットで着用すること」。
とはいえ堅苦しい感じの雰囲気では全くなく、「まずは自分たちが着たいと思えるものを作ろう!」という想いが胸にありました。
3人はラフ案を作る前に、「HR forecasterってどんなサービスだっけ?」「どんな印象がある?」「パーカーを着ることでどんな気持ちを持てるようにしたい?」などの、「なぜ作るのか」を話す時間を多く持ちました。
「誰に届けたいか」「何を伝えたいか」「どう感じて欲しいか」をしっかりと言語化し、この言語化を通じて制作物の「目的」を理解する営みに丁寧に向き合いました。
そこから、それぞれが思うパーカー案を検討し、都度フィードバックしあいながらブラッシュアップを重ねました。
フォーマルなデザイン案とは別に、プライマリーカラーの青や緑をグラデーションにした案や、HR forecasterが掲げている「採用のものさし」という言葉から、「ものさし」をキーワードにして発散された案などが集まりました。
デザインの選定は、抜粋された複数案とそれぞれのコンセプトを一緒に眺められる場を用意して、プロジェクトメンバー全員が投票する形で行いました。 結果、シンボルの四角をHR forecasterの要であるデータに見立て、サービス名の文字と掛け合わせたデザインが選ばれました。日々顧客の様々な課題に向き合っているメンバーが時には遊び心を持って取り組めるといいな、という意図が込められています。
第2弾はどのアイテムにするか、どのデザインにするかの過程もプロジェクトメンバー全員が参加した形でした。年々メンバーが増えている中で、ノベルティグッズを中心に集まる企画になったので、ワイワイお祭りのような雰囲気で楽しかったです。
第3弾:コースター - 感謝と愛を形にしたい
ありがたいことに2023年にHR forecasterはGood Design賞をいただきました。
この成果を持って、半期に1度行われる社内の成果発表会にデザイナーチームで参加したところ、VP賞に選ばれました。
VP賞を受賞するとインセンティブが支給されることがわかり、デザイナーチームで用途を相談しました。
そこで、「感謝を表現したい」というテーマが中心になり、プロジェクトメンバーに感謝を形にしたグッズをつくってサプライズすることに決まりました。
予算の制約を考慮しつつ、
「感謝」=プロジェクトに関わる(関わっていた)できるだけ多くのメンバーに配りたい、
「サービスへの愛を醸成するようなもの」を目的にアイデアを出し合った結果、普段仕事をするデスクの上で使えるものである「コースター」を配ることに。
この頃、ちょうど半期の始まりのタイミングだったので、プロジェクトメンバーがオフラインで集まるキックオフイベントが翌月に予定されていました。
このイベントで配れるよう納品までの見積もりからスケジュールを立てたところ、1週間ほどで入稿データを準備しないといけないことがわかり、コースターのデザインは有志で作ったものをデザイナーチームでコンペをして決めることになりました。
ここでも3人のデザイナーが挙手をし、パーカーデザインの時と同様、ラフ案検討の前に「愛を醸成するってどういうことだろう?」と話す時間を設けました。
コースターの形、色数、素材、実際にメンバーが使っている姿をイメージし、
「毎日使えそうか」「手になじむか」「チームを感じれるもの」
「持っててテンションが上がるもの」「HR forecasterの概念を愛せるとは」などいろんなことを思考しました。
パーカーの時より短い時間で区切った発散タイムになりましたが、集まった案を振り返るとやはり不可欠な時間だったなぁと思います。
コンペではどの案も愛が感じられて、票を入れるのが困難でした。
最終的に案は2つに絞られ、作成者のデザイナーが案の意図や想いをプレゼンのもと決選投票に…!
結果、HR forecasterを象徴する色やモチーフと「採用のものさし」を掛け合わせたものに決まりました。モチーフが主役でありつつも、デスクに置いた瞬間、ふと目に留まった瞬間に、キュンとときめくようなデザインを追求したものです。
絶対に可愛い仕上がりになると確信していたので、納品日が本当に本当に楽しみでした!
(サプライズ企画なので、こっそりワクワクするのが辛かった。笑)
第3弾の制作はデザイナーチームの中で完結しましたが、第2弾からの成長を感じるところがたくさんありました。アイテムの選定を始めとする要件定義や、どんな視点でアイデアを考えるかなど、作る側の解像度が上がったことで第3弾でのアウトプットにつながったと感じます。
完成&メンバーに配布
それぞれのノベルティはキックオフなどのオフラインイベントで手渡しにて配られました!
メンバーからはこんなコメントをいただきました🫶
2022年から毎年グッズを作ってきましたが、プロジェクトメンバーからの反応も温度感も年々増して、気づいたら1大イベントにまで変わってきている気がします。最初は「Tシャツ」で、デザイナー発信から始まったノベルティ制作企画ですが、メンバーみんなが盛り上がってくれて本当にありがたいことだなぁと思います!
わたしたちが目指した、メンバーがHR forecasterを想うきっかけになれていると嬉しいです。
まとめ
ノベルティはサービス認知向上を目的に作られるものですが、グッズがあることでプロジェクトに関わっている実感や一体感につながり、自分を含めメンバーのモチベーションになることを身を持って感じました。
そして、愛用されることでさらに価値を増していくことも大きな発見でした。
制作過程は悩んだ時間もありますが、メンバーのことを想って取り組む時間はとても楽しく、デザイナーがこういった形でプロジェクトに貢献できて嬉しいです。
(選ばれなかった案もステキなものがたくさんあったので、次回のノベルティ制作の際にぜひ実現できたらと楽しみです!)
今後も定期的にデザイナー担当の記事も公開予定なので、ぜひ楽しみにしていただけると嬉しいです!
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